魂のヤンバル
11月10日
走りの初日だ。借り物のグラトラは軽く小さくほとんど原チャ気分だ。滑りやすいって云うからどうせそんなに飛ばせないし、狭い沖縄これで十分。でもたいして走らぬうちにケツが痛くなってきたのにはまいった。やっぱりBMWのシートって良くできてると実感した。
目標はヤンバルの森だが、今日はもったいつけて本島北部に行くまでの道のりを楽しむことにする。 写真は米軍基地の“象のオリ”とグラトラ。 |
まずはせっかく沖縄に着たんだから海だ、ということで読谷までいったところで海岸に出てみた。やっぱり沖縄の海は綺麗だ。でも人は誰もいない。夏なら人だらけだろうに。この時期、砂浜に人は来ないらしい。 |
こちらも同じ読谷だが岩場の方。潮がひていたので海に出てみた。たくさんの洞穴が海に向かって口をあけていた。けっこう深いのもある。干潮じゃなきゃ入れなかったろう。 |
今帰仁城だ。けっこう規模の大きいグスクらしいけど、見学するのに金を取るのがいまいちだ。 それにしても沖縄のグスクを見るたびにラピュタを思い起こしてしまうのはわしだけだろうか。 そしてこの日は名護の西海岸にテントを張り就寝。 |
辺戸岬到着。これまで見てきた沖縄の海と違い、荒々しい迫力がある。 ここには祖国復帰闘争記念碑があった。本土復帰できてよかったよかったという内容かと思ったらぜんぜん違った。 戦時中は本土決戦への捨石とされ、戦後アメリカに占領され、本土復帰後も米軍に支配されていることへの怒りと闘う決意が掘り込まれていて、こちらも海に負けないくらい迫力がある。 |
慶佐次湾のヒルギ林。本島最大のマングローブ林だということだ。しかし天然記念物に指定されてしまったためか、りっぱな遊歩道が整備された観光地だ。贅沢かもしれないがなんとなくおもしろくない。 以前、西表でカヌーに乗ってマングローブ林の中を廻ったことがあったが、あんときは感動したっけな。 |
玉辻山に登る。ぜんぜん高い山ではないが、頂上から360°見渡せる貴重な山らしい。 しばらく獣道のような一本道を登り、最後はロープのついた急坂だ。 こんなところこんな時期に登るヤツなんかいないのか、だれとも会わなかった。 |
タナガーグムイの植物群落。滝つぼである。タナガーとは手長エビのことで、エビのいる淀みって意味らしい。 滝つぼにつく為にはかなりの急ながけをロープを使って降りていかなければならない。ジャングルの中の滝つぼといった感じ。夏には泳げるらしい。 大きな木からターザンのようなロープがぶら下がっている。これで滝つぼに飛び込むんだろう。 ちなみに滝の水は冷たいと思い込んでいたが、さわるとなんだか生ぬるい。さすがは沖縄の滝だ。 |
友達の“ゆり”。わしがダイビングやってたころの友達だ。
ちなみに強烈な晴女である。いちど猛烈雨男の隊長と勝負させてみたい。 彼女に最近できたばかりの古酒庵という店に連れて行ってもらった。一杯目はオリオンビールで乾杯。 そのあとは泡盛をつがれるままに呑んでしまった。料理も沖縄尽くし。 |