ラム地位BMWF650GS購入記

  ラム地位がいつから本気でビーエム乗りになることを考え出したのかは俺は知らな い。でも誕コンのときなどコトあるごとにえびに吹き込まれていたからだんだんその気になっていったのだろうことは予想はできる。現に俺(太刀川)もかなり吹き込んだ。しかし、コッチ側に来るということはラム地位自身の中にもそれなりの覚悟と思うところがあったのだろう。

ラムコメント : いつからだろう?
 


 そもそもラム地位がバイク乗りになったのは俺がまだアパート住まいをしている頃の 199X年のことだった(忘れた)。初お披露目はたしか誰かの誕コンのときだったろう。
車種はVOLTY250だ(俺はてんぷたーと呼んでいた)。たしかエビは購入に付き合ったと記憶している。VOLTYを見た時の第一印象は、「俺が学生のとき乗ってたXS250もぼろだったが、こいつもかなりやっちまってるなあ」というものだった。

 ラムコメント : これがわが以前の愛車「てんぷたー号」だ!渋滞の中でなら、F-GSにもまけぬ、ちょこまかとしたすばらしい走りをみせてくれる。個人的にはかなり気に入っていた。これで九州まで行ったこともあったんだよな。しかしよく錆びるバイクだった。
 

 そんなラム地位が大型自動二輪教習に通い始めたと聞いたのは02年3月のことだった。
「マジかよ!こいつ死ぬ気か!?その前にでっかいバイク買う金あんのか?」と思ったが、とりあえず大応援。エビの洗脳の成果か?とにかくめでたい。BMWだ何だといっても免許かなかったら話になんないもんね。

 ラムコメント : ほんとは「免許だけとりあえずとっとこう」と思っただけです。でも、とったらやっぱり物もほしくなるんだよね。     
 

 どうやら無事に免許取得。さあ、盛り上がってまいりました!!!
あとはバイク購入にまっしぐら。この頃、ラム地位とはバイクの購入に関して、車種に関する事や維持に関すること、盗難防止等についてついてさかんにメールのやり取 りをしていたな。
そういえばラム地位の奴、車種選定にあたって「とりあえず国産の普通の大型バイク に乗って、頃合を見てBMWに乗り換える」なんて寝言をこきやがるから大反対したことを憶えている。そんなことできる訳ねーじゃん。

ラムコメント : だって、わしが住んでるとこは治安の悪い千葉だし、車庫もないから、高い買い物して盗られたらショックでかいじゃん。車庫の確保できるとこに越してからって思うでしょ。ってことをメールしたら、盗難防止マニュアルが太刀川さんから届いた。
  
 

02年6月、いよいよBMWを買う腹が決まってきたラム地位。車種もR259ユニットではなく、車格もお値段もちょっと軽量のFシリーズに狙いを定めて物件探し。
でもまずは実際の乗り心地を確かめねば、ということで6月23日俺がRSをドック入りさせるためにディーラーに行くときに一緒に行って試乗。そのときはあいにくF650CSしかなかったけどとりあえず試乗した。その後我が家に帰宅して新しくオープンしたモトラッド京葉で出たF650GSの中古の出物をインターネットでチェック。こいつがなかなかの掘り出し物で走行距離が浅い上にパニアケースが三つもついている。おまけに安い!俺がオフ乗りだったら目がハートマークになってしまいそうな奴だった。早速現物を見に行く計画を立てた。
 
ラムコメント : とにかくオフがほしかった。でもR-GSは身長170に満たないわしにとってとにかく大きくみえたし、値段もビッグだ。そんなとき見たのがモトラッド京葉のHP。ここにあったF-GSは、もう渡りに船というべきか、おさるにバナナか、猫に小判か。もうこれしかないと思い込むわしがいた。
 

02年6月30日、運命の日がやってきた。俺は前日からのキャンプツーリングを早めに切り上げて千葉市内のディーラーに急いだ。約束の時間より少し早くついたのでオイル交換をしてもらいながらラム地位を待つ。しばらくするとラム地位がやってきた。早速モノを見に行く。展示ルームに行くと、な、な、なんと!お目当てのバイクを誰かが交渉している!俺は体中の血液が一瞬で沸騰しそうだった(ヒトのバイクなのにねえ)。 
でもどうやらその人は買う気はないらしく、展示ルームを後にしていった。さて、今度は俺たちの番だ。エンジンをかけてもらったりしながら念入りに見る。やはり程度がいい。これはお買い得だ。俺はちょっとラム地位がうらやましかった。 
書類を作成し、正式契約(写真参照)。これでラム地位も晴れてBMWオーナーだ!記念にみんなで記念撮影。
 

  
 走れラム地位 魂とともに!
                                   
 
         文責 たっちー
 
 
  
おさるのF-GSインプレッション

 わしにとってパワーは申し分ない。まあ、てんぷたーと比べればなんだってよく感じるだろうけど。それに加えてんぷたー並みに気楽に乗れるところがよいぞ。
 F650GSはよくクラッチが重いと云われているようだが、わしにとってはアクセルも重い。高速でずっと同じぐらいアクセルを開けていると、疲れてきてかってにアクセルが戻っていく。こりゃいけねえとまた捻る。長い間高速のっていると右手が疲れ、下道だと左手が疲れる。しかし、それでもいいことがあるぞ。以前は握力が40そこそこだったけど、最近測ったら60超えていた(実話です)。
 それと、このバイクは渋滞は(わしには)苦手だと思う。低速時のギアの選択に苦労する。ずぼらこいてギアを落とさないでいると、いきなりエンストすることあるし(わしだけ?)。やっぱ開けたところを、ゆとりを持って走るのに適したつくりになっているんだろうね。
 これを買った目的の一つであるオフの走破性はというと、残念ながらいまいちよくわかりません。まだまだへっぽこなので。がんがんオフを走れるようになりたいのう。
 最後にエンジン音。夏に茨城の実家に行ったときのことだった。見ると、田んぼの中で耕運機がドコドコいってた。その音が笑っちゃうほどわしのバイクの音にそっくり。ほんとはFのエンジンは、ヤンマーが造っているに違いない。
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