魂の頂(魂のチャレンジ番外編)
TACHY
平成16年6月12、13日
やはり山はいい。バイクで走っているときも機会があれば山には登るようにしている。
というわけで今回は番外編として、「あやしい探検隊」の一員として登った那須岳登
山・三斗小屋温泉ツアーの報告をしよう。無論登山といっても集合場所まではバイク
で行った。
俺の旅の醍醐味はなんといっても雨だ。今回も台風4号ががんばって登山当日朝にち
ょうど東北地方上空に来ていた。しかあし、予定に変更はない。
那須ロープウェイ先の駐車場から登り始める。俺はこの日のために2ヶ月間毎日トレ
ーニングしたので好調だが俺以外の隊員2名はちょっとつらそうだ。
午前8時、雨は落ちてはきていないものの雲が厚く垂れ下がり体中しっとりと濡れて
しまいそうな天気のなか30分ほど山道を登っていくとやがて「峰の茶屋」にでた。
ここは風の通り道として有名な所だ、かなり強い風が吹いている。ここから茶臼岳を
登り、牛ヶ首、姥ヶ平を経由して三斗小屋温泉大黒屋旅館に13時30分頃到着。少
し昼寝しようとごろりとしたら1時間半も寝てしまった。風呂はなかなか風情のある
木造りのものだった。満足満足。
夜中には猛烈な雨が降っていたようだが、翌朝にはあがっていた。ラッキー!6時に
朝食をとり、すぐ出発。目指すは朝日岳。行程表では1時間30分と書いてあったが、
40分ほどで中継地の隠居倉に到着。途中おっさんおばさんパーティーを抜かしまく
り。9時前には朝日岳の真下に着く。ここは晴れていれば那須の眺望が素晴らしいら
しいが、俺が頂上に向かう10分くらい前から背後から黒い雲が迫ってきて、登頂し
たときにはあたりは真っ白だった。やはり・・・。ここまでくると地球規模の嫌がら
せだな。
ここから峰の茶屋までの区間は猛烈な風だ。身を屈めないと崖下に放り出されそうだ。
でも風圧はスキーとバイクで慣れっこなので気を抜かなければ大丈夫。
午前中に麓まで下り、解散して帰宅した。子供でも行けるくらいだ。現に温泉には4、
5歳の子供もいた。また、今回携帯は切っておいた。無論圏外だからなのだが、携帯
がかかってくる時って良い連絡だったことは一度もないからな。出来れば持ちたくな
いくらいだ。案の定帰ってから散々嫌味を言われたが気にしない気にしない。
やはり山はいい。今度は魂たちと一緒に行きたいものだな。